同姓同名 / 下村 敦史

下村 敦史の同姓同名を読破しまして。
女児惨殺事件の犯人が捕まったものの。未成年の為に名前が公表されず。
SNSでは犯人探しが加熱して。暴走した週刊誌は未成年の犯人の名前を公表。

それによって、犯人と同姓同名の人達が、名前が同じというだけで嫌がらせを受けたりして。
同姓同名の人達は「同姓同名被害者の会」を結成して……

そんなストーリーなんですけども。

勿論、フィクションなんですが。
明らかに現実に起こった事を比喩してる場面が多くて。

未成年の殺人事件とその後のSNSの加熱。実名の暴露とかは
神戸連続児童殺傷事件の事が容易に想像できますし。

台詞の中で
「エセ平和主義者が。酒飲んで対話したら戦争も起きないし全世界は平和になるとかお花畑な事考えてるタイプだろ?」
とかは、明らかに某芸人を皮肉ってると思うし。

最近の日本でのSNSでのイジメには辟易としますね。
やたらマウント取った気で正論言うのが好きな人が多い気がする。

殺人事件の犯人などは、犯した罪は大きいし。勿論批判されるのも当然なんですけど。
だからと言って口汚く罵ったりするのは、目に余ると思うんですよね。
コイツは犯罪者って明確に悪いやつだから何言ってもいいんだ。罵倒しても悪くないんだ。
自分が正論なんだって考えなんでしょうけど。

そんな人を見る度にウンザリですけど。

って話が大分逸れましたが。

ストーリーの展開も、先が気になる感じでサクサク読めて。
伏線の回収も上手いと思うんでけど。
ただ、ミステリーとして読むとどうなんだろ。
もうひとつラストのオチも弱い気がする。

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