西加奈子 / くもをさがす
アメトーークの読書芸人で紹介されていた
西加奈子 / くもをさがすを読了しまして
コロナ渦のカナダで乳がんが見つかり
抗がん剤治療、両乳房切除の手術、術後までのお話
語学が堪能じゃないと、海外の病院で診察を受けることすら一苦労みたいですし
日本との医療システムが大きく違うみたいで
両乳房切除なんて、大手術だと思うんですけど
日帰り手術みたいで
手術後にドレーンで排液を出さないといけないみたいですが
その処置も自分で
手術後に痛み止めの薬を貰いに行くのも自分
日本だと、どーなのかは知らないけすけど、さすがに日本じゃ考えられないんだろうな
かといって、カナダの医療体制が遅れてるって訳ではないみたいなんですけどね
また、ガンに関する考えも
ガン細胞だって生き物で必死に生きている
それが、たまたま自分の体にできただけ
なので闘病という言葉は使わずあくまで治療、闘いではない
とか
ガンに関してはいくら生活習慣に気を付けてても出来てしまうもので
誰にでも起こる事がたまたま自分に起こってしまった
なので、出来てしまったガンを恨んでない等々
ユニークというか達観してるというか
自分はそこまで割り切れるのかなと考えさせられますね
明日は我が身ですし
オードリーのラジオにもよく西先生出てたので、聞いたけど
小説は読むの初めてでした
あの、お喋りな関西弁で語ってるような感じで
かなりシリアスな話ですがユーモア交えて語られてるので楽しく読めました