黒牢城 / 米澤穂信

黒牢城 / 米澤穂信を読了しまして。
このミス、週刊文春、ミステリが読みたい、本格ミステリ・ベスト10
全て1位で。
今年の4大ミステリランキング完全制覇らしく。

本能寺の変より四年前の戦国時代が舞台のミステリで。
織田信長に攻められ、有岡城(黒牢城)に籠城中の城主荒木村重が主人公。
城内で起こる様々な不可解な事を土牢に捕らえられてる囚人の黒田官兵衛の助言の元に解決していくといったお話。
黒田官兵衛が所謂、安楽椅子探偵で。荒木村重から話を聞いただけで事件の真相が判って助言を与えるという。
ただ、黒田官兵衛はヒントを与えるだけで荒木村重が推理するので、安楽椅子探偵ってより三毛猫ホームズに近いかもしれないね。

第1の事件は、密室環境の中で起こる凶器消失事件だったり。
歴史小説と本格ミステリーが上手く融合されてて。
斬新で面白かったですね。
ラストも上手くまとまってたし。
納得の4大ミステリランキング完全制覇って感じでした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

次の記事

スクリーム