嶽本 野ばら「純潔」

嶽本 野ばらさんの「純潔」読み終わりまして。

kindleで読んだんですけど。
単行本だと503ページ。
自分、読むの遅いので
なかなかのボリュームでしたね。

推しのみなせさんが、嶽本 野ばらさんの大ファンで。
代表作の下妻物語は読みましたけど。
最新作も読みたくなりまして。

特に前情報入れずに読み始めたんですけど。

春から大学生になった気弱な主人公がアニメ研究会に無理矢理、入部させられ。
「第四世界民主連合」と言う党で独り政治活動している。
学校ではなかり浮いた存在の年上の女性を好きになり。

物語の序盤は、そのアニメ研究会がコミケに参加する話などがダラダラ続くんだけど。

物語の中盤くらいからは、主人公が政治活動に興味持ち始めて。街頭演説に参加して。
共産主義。三里塚闘争。福島原発。そんなのを活動家の仲間と議論し合うようになり。

急に作品のテイストが変ってくるんだけど。
物語の終盤は怒濤の展開で。
タイトルになってる「純潔」というのがワードが出てくる辺りは、涙なしでは読んでられない感じで。

面白かったですね。

著者のあとがきによると、この作品の元は新潮 2015年2月号に一挙掲載された「純愛」を改訂したもので。

ただ結末が違うらしく。
嶽本 野ばらさんは、2015年4月23日、麻薬取締法違反で逮捕さてるし。
結末を変更した理由がその辺にあるのか無いのか。
「純愛」の方も読みたくなりましたが。
新潮 2015年2月号Amazonマーケットプレイスで売ってるけどプレ値で高い。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

前の記事

Queen’s Garden Vol.2

次の記事

近況報告