「推し、燃ゆ」宇佐見りん

第164回芥川賞受賞作の「推し、燃ゆ」を読了しまして。
作者は、現在21歳の現役大学生らしく。
主人公は推しのアイドルに人生の全てをかけてるような女子高生で。
バイトをしてるのも、全てライブ行ったりグッツ買ったり推しの為。
その推しのアイドルがファンを殴りネットで炎上して…
みたいな始まりで。
アイドルをテーマにした小説、ドラマ、漫画とか最近増えてきた気がしますね。
物販で過度な接触が話題なメンズ地下アイドルを推してる話なら、凄く面白そうだと思ったんですが。
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残念ながら、作中で主人公が推してるのは、舞台やったり、マスコミがインタビューしたりなんで。
地上アイドルみたいで。
インタビュー記事読む限り作者も、長年応援してる俳優がいるらしいですけど。
アイドルオタクって訳では無いみたいですけど。
ただ、作品は一気に読めるくらい面白かったですよ。
作品のテンポいいのは、回りくどい表現を省いた文章で。
でも、前後の文章が繫がってないじゃん。これアリなの?
って思うトコロが多々ありましたけど、熱のある文章で。
全てがボヤっとした表現になってて。
冒頭でその推しのアイドルがファンを殴って炎上だけど。
その殴った経緯、理由もまったく明らかになってなくて。
主人公は何かしらかの病気なんですが、それもはっきり明記されてなく。
受け手に委ねてる感じですね。
推しが卒業して。
オマエ、ドルオタ止めてブロガーにでもなるの?
こんなブログ誰も読んでねーぞ。
と思われてるかもしれないですが。
やれる事はコレしかないので。
路頭に迷ってる今の自分には、かなり刺さる小説でしたね。
でもあれだな。
この作品は、男性アイドルを追っかける架空の女子高生の話でしたが。
なんで、自分の身近にはいないのですが。
所謂、バンギャ。
ロックバンドのメンバーを推してる女性は身近に沢山いて。
その人から聞いた話。周りから聞いた話は、もっとエグくて。
小説なんでキレイにまとめてるけど。
現実の女性のオタク、バンギャはもっとエグいぞって思ったり。


